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【海外送金】Wise(旧TransferWise)とは?仕組みと口座開設をわかりやすく解説
上記の記事で、Wiseに登録する方法について解説しました。
この記事で、Wiseの使い方(海外送金から受取までの流れ)について画像つきで解説していきます。
実際に、日本からタイに100万円を送金してみたので参考にしてみてください。
※初めて送金するときは、まずは少額でテスト送金するようにしましょう。
この記事の目次
Wise(旧:TransferWise)で海外送金するおおまかな流れ
例:「楽天銀行」から「Wise名義の三菱UFJ銀行」に100万円を振り込み
例:Wiseから「自分が所有しているタイの銀行口座」に100万円分のタイバーツが着金
日本から海外送金するおおまかな流れは、ご覧のとおりです。
現地の銀行口座への入金には、0~2営業日かかります。
早いときだと10分もかからず入金が完了しますよ。
Wise(旧:TransferWise)の使い方
具体的に、海外送金の流れを解説します。
Wiseの海外送金の方法
まずは、Wiseにアクセスし、ログインが完了したら「Send money」をクリックします。
- 送金する金額を入力
- 受け取る金額を確認
- 「Continue」をクリック
初めて送金される方は、まずは少額でテスト送金してみましょう。
Wiseの利用手数料は、Total feesの項目に記載されています。
今回は、日本から100万円を送金すると、タイバーツで301,323バーツ受け取るといった内容です。
青い四角のところに、
- 平均的な銀行と比較していくらお得になったか?今回は、20,282円の節約!
- いつまでに着金するか?
といった情報が書かれているのでチェックしてみてください。
受け取る口座を選択します。
- Myself:自分自身
- Someone else:他人
- Business or charity:ビジネスもしくはチャリティー
から選択し、口座を登録してください。
Myself (自分自身)を選択した場合
- 銀行を選択
- 口座番号を入力
- 「Confirm」をクリック
という手順で口座を登録してください。
Someone else (他人)、Business or charity (ビジネスもしくはチャリティー)を選択した場合
- Their email:受取人のメールアドレス
- Full name of account holder:受取人の口座名義をフルネームで入力
- Bank name:銀行名
- Account number:口座番号
- Country:受取人の国
- City:受取人の市
- Recipient Address:受取人の住所
- Post Code:受取人の郵便番号
といった情報を英語で入力し、「Confirm」をクリックしてください。
- 送金理由を選択
- 「Submit」をクリック
- Remittance to family and friends:家族や友人へ送金
- Education expenses:教育費
- Travel expenses:旅費
- Medical expenses:医療費
- Rent or other property expenses:家賃やその他財産に関する支払い
- Tax:税金
- General monthly living expenses:毎月の生活費
- Payment for a product:商品代金
- Payment for services or memberships:サービスや会員費
- Loan repayment:ローンの返済
- Transfer of own savings:自分の貯金の譲渡
- Property purchase/investment/renovation:不動産の購入・投資・リノベーション
- Investment into businesses:事業への投資
- Charitable donations:慈善寄付
- Funds for long term stay in Thailand:タイでの長期滞在のための資金
詳細を確認し、規約への同意にチェックを入れて、「Confirm and continue」をクリックしてください。
- Manually transfer the money from your bank:銀行振込
- Debit card:デビットカード
- Credit card:クレジットカード
- Your balance:マルチカレンシーアカウントから支払い
支払方法 (入金方法)を選択します。
手数料の安い銀行振込がおすすめです。
※今回は、27万円以上の送金なので、銀行振込以外選択できないようになっています。
Are you sending from your own account?:自分の口座から送金しますか?
と聞かれるので、
Yes, I’m the account holder:はい、私は口座名義人です
にチェックし、「Continue」をクリックしてください。
How will you make your bank transfer?:銀行振込はどのように行いますか?
と聞かれるので、
- Online banking:オンラインバンキング
- Telephone banking:テレホンバンキング
- Bank branch:銀行支店
の中から選択し、「Continue to our bank details」をクリックしてください。
今回は、オンラインバンキングを選択します。
Wiseの銀行口座情報が表示されます。
- Amount to sendに記載された送金額(今回なら100万円)を、オンラインバンキングで指定された口座に振込みます。
- 振込が完了したら、I’ve made my bank transfer(振込が完了しました)をクリック
振込手続きをするときに、Use this referenceに記載された英数字(membership number)を、依頼人名に記載するようにしてください。
※依頼人名に指定された英数字(会員番号)を記載することで、スムーズに支払いを確認できるようになります。
I’ll transfer my money later:後で振り込みます。
Cancel this transfer:振込をキャンセルする
Wiseの入金・受け取り方法
あとは、指定した口座にお金が振り込まれるのを待つだけです。
このように、送金の進捗状況が確認できるようになっています。
このように表示されると、入金完了です。
今回は、手続きの翌日には入金されましたが、早いときだと10分もかからず入金が完了します。
※銀行口座への入金には、最大で2営業日かかる場合があります。
Wiseの海外送金に関してよくある質問
Wiseの海外送金に関してよくある質問に回答していきます。
Wiseの手数料はいくらかかった?
今回、Wiseで100万円を海外送金してかかった手数料は7,971円です。
三井住友や楽天銀行など銀行の海外送金サービスで100万円を送金すると、2~3万円の手数料がかかります。
「Compare price」をクリックすることで、他社サービスとの手数料の違いを比較することができます。
※青い四角で囲まれたところに、Wiseを使うことで平均的な銀行サービスと比べて節約できた金額が記載されています。
この画像は、別の日のレートですが、受取金額が一番多いのはWiseです。
送金手数料だけ見ると、Wiseが高いように思えますが、
SMBC信託銀行、楽天銀行、PayPalは為替手数料が大きいため、受取金額がWiseよりも約14,000円~34,000円分も少ないです。
特にPayPalは為替手数料がボッタクリレベルで高いので避けた方が無難です…
Wiseは為替レートに、Mid-Market Rate (売値と買値の中間のレート)を採用しているため、Wiseでは為替手数料が一切かかりません。
- Wiseの手数料合計 = 為替手数料 (Mid-Market Rate) + 送金手数料
- 銀行の手数料合計 = 為替手数料 + 送金手数料 + 受け取り手数料 + 中継銀行手数料 + リフティングチャージ料
- 送金手数料:送金銀行に支払う手数料
- 受け取り手数料:受取銀行に支払う手数料
- 中継銀行手数料 (コルレス手数料):送金時に中継する銀行が徴収する手数料
- リフティングチャージ料:両替せずに同一通貨を送金するときに発生する手数料
- 為替手数料:各銀行が採用する為替レートに含まれる手数料。通貨を両替すると発生
海外送金にかかる時間は?
今回は、手続きの翌日には入金されましたが、早いときだと10分もかからず入金が完了します。
※銀行口座への入金には、最大で2営業日かかる場合があります。
- 楽天銀行:送金日 + 1~5営業日
- SMBC信託銀行:おおむね1週間
- ゆうちょ銀行:送金の実行にゆうちょダイレクト申込日 + 2~4営業日、着金については言及なし
- 三菱UFJ銀行:送金実行は原則受付日当日、着金には数日またはそれ以上の日数
- みずほ銀行:送金指示は、原則翌営業日(または翌々営業日)、着金については言及なし
- 新生銀行:新生銀行が送金してから1~3営業日で着金
- ウェスタンユニオン:海外の銀行口座宛に送金する場合、0~2営業日
送金上限は?海外送金限度額
1回あたり100万円まで送金可能です。送金回数に上限はありません。
100万円以上を送金したい場合、複数回に分ける必要があります。
送金をキャンセルしたら返金にはどれくらい時間がかかる?
入金方法によって返金にかかる時間が異なります。
- 日本のデビットカードでの入金:5~10営業日 (銀行により1~2ヶ月)
- 銀行振込での入金:1~2営業日
海外送金できない・キャンセルされる原因は?
Wiseで海外送金できないのには、様々な原因が考えられます。
- 送金手続きへの入金が行われていない
- 追加情報が必要になった
- 受取人の口座情報に誤りがあった
- 送金手続きをしていない
上記のような理由が考えられます。
詳しくは、送金がキャンセルされる理由を参考にしてみてください。
なお、日本からタイに送金する場合、5万バーツ以上の送金は、カシコン銀行、バンコク銀行、サイアムコマーシャル銀行(SCB)以外にはできなくなりました。
Due to regulatory changes in Thailand, transfers of 50,000 THB and above will only be available for Kasikorn Bank, Bangkok Bank, and Siam Commercial Bank recipients. Effective on 10 Jan 2022 at 9AM Bangkok Time. Transfers under 50,000 THB remain unaffected for all supported recipient banks.
日本語訳
タイの規制変更に伴い、50,000THB以上の送金はカシコン銀行、バンコク銀行、サイアムコマーシャルバンクの受取人のみ可能です。2022年1月10日午前9時(バンコク時間)に適用されます。50,000バーツ以下の送金は、対応するすべての受取銀行で引き続き影響を受けません。
まとめ
今回は、Wiseで日本から海外に送金する方法について解説しました。
Wiseで海外から日本に送金できるかどうか?は、通貨によって事情が異なります。
冒頭でも述べたように、現在のところタイバーツ(THB)を日本の銀行には送金できません。
Wiseは、手数料も安く、0~2営業日と早く送金できる便利なサービスなので、
海外送金サービスをお探しの方は、ぜひ試しに使ってみてください。
くれぐれも初めて送金するときは、少額でテスト送金することを忘れないように!