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- 日本から海外にお金を送りたい!
- 海外から日本にお金を送りたい!
- PayPalの手数料が高すぎる!
このような悩みを解決してくれる海外送金サービスが、Wise(ワイズ)です。
Wiseを使うと、0~2営業日で海外送金が可能です。
経験上、だいたい数十分で日本から海外の銀行に海外送金が完了します。
この記事では、
- Wiseとは何か?
- Wiseの仕組みや手数料が安い理由
- Wiseの登録方法
について解説していきます。
筆者は、普段Wiseのヘビーユーザーで、
早いときだと10分もかからず、日本の銀行口座からタイの銀行口座に海外送金ができているので参考にしてみてください。
Wise(旧TransferWise)とは?安くて便利な海外送金サービス!
Wise (旧:トランスファーワイズ)とは、手数料が安く便利な海外送金サービスです。
- 隠れコストがなく、手数料が安い
- 海外送金にかかる時間が0~2営業日と短い (だいたい数十分で完了)
- 手軽にパソコンやスマホを使ってオンラインで海外送金ができる
といった理由から、海外駐在、海外移住、海外留学などで海外に長期で滞在される方に、かなりおすすめの海外送金サービスです。
Wiseの仕組み
一般的には、日本の銀行から海外送金して、海外の銀行に着金するまでの時間は数日~1週間くらいです。
海外送金は、SWIFT (国際銀行間通信協会) のシステムを介して行われ、複数の中継銀行 (コルレス銀行) が間に入ります。
そのため、送金時間の予測が難しく、下記のような隠れコストがかかり、多くの手数料が必要になります。
- 送金手数料:送金銀行に支払う手数料
- 受け取り手数料:受取銀行に支払う手数料
- 中継銀行手数料 (コルレス手数料):送金時に中継する銀行が徴収する手数料
- リフティングチャージ料:両替せずに同一通貨を送金するときに発生する手数料
- 為替手数料:各銀行が採用する為替レートに含まれる手数料。通貨を両替すると発生
- 楽天銀行:送金日 + 1~5営業日
- SMBC信託銀行:おおむね1週間
- ゆうちょ銀行:送金の実行にゆうちょダイレクト申込日 + 2~4営業日、着金については言及なし
- 三菱UFJ銀行:送金実行は原則受付日当日、着金には数日またはそれ以上の日数
- みずほ銀行:送金指示は、原則翌営業日(または翌々営業日)、着金については言及なし
- 新生銀行:新生銀行が送金してから1~3営業日で着金
- ウェスタンユニオン:海外の銀行口座宛に送金する場合、0~2営業日
一方で、Wiseは世界中に銀行口座をもっているため
- 日本から、Wiseの日本の銀行口座に日本円で入金
- Wiseのアメリカの銀行口座から、受取人の銀行口座にドルで入金
といったように、国をまたがずに早くお金を動かすことができます。
Wiseの海外送金にかかる時間は、0~2営業日です。
早いときだと、送金手続きの数十分後には現地の銀行に現地の通貨で入金されています。
また、Wiseで海外送金する場合にかかる手数料は、送金手数料のみです。
為替手数料は、一切かからないので、お得に海外送金することができます。
Wiseの手数料はなぜ安い?
Wiseは、為替手数料が一切かからないため、手数料が非常に安く済んでいます。
海外送金の手数料のなかでも、為替手数料が大きな負担となりますが、
Wiseでは、Mid-Market Rate (売値と買値の中間のレート)を採用しているため、為替手数料が一切かかりません。
例えば、Wiseで100万円送金すると、2~3万円の手数料を節約できます。
ご覧のように、三井住友や楽天銀行、PayPalと海外送金にかかる手数料を比較してみても
為替手数料が一番お得なのは、Wiseです。
PayPalは、送金手数料を小さく見せていますが、為替手数料はボッタクリレベルです…
また、三井住友や楽天銀行など、一般的な銀行の海外送金には、隠れコストが存在します。
海外送金にかかる手数料の合計は、下記のとおり
- Wiseの手数料合計 = 為替手数料 (Mid-Market Rate) + 送金手数料
- 銀行の手数料合計 = 為替手数料 + 送金手数料 + 受け取り手数料 + 中継銀行手数料 + リフティングチャージ料
- 送金手数料:送金銀行に支払う手数料
- 受け取り手数料:受取銀行に支払う手数料
- 中継銀行手数料 (コルレス手数料):送金時に中継する銀行が徴収する手数料
- リフティングチャージ料:両替せずに同一通貨を送金するときに発生する手数料
- 為替手数料:各銀行が採用する為替レートに含まれる手数料。通貨を両替すると発生
Wiseの安全性・信頼性は?
日本では、ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社が関東財務局から「資金移動業者」として正式に認可されています。
世界中で1,000万人以上の個人・法人のユーザーがWiseを利用しており、
Wise社はロンドン証券取引所に上場するなど、世界でも多くのユーザーが利用する海外送金になっています。
Wiseに口座開設!アカウント登録する方法
それでは、サクッとWiseのアカウントを開設していきましょう。
必要な書類
- マイナンバーカードもしくはマイナンバー通知カード
- 身分証明書:マイナンバーカード、パスポート、運転免許証、在留カードなど
- 筆記用具とメモ用紙:本人確認で4桁の認証コードを書くために必要
- スマートフォン:本人確認の撮影で必要
- 受取人の銀行口座情報:海外送金先の銀行口座情報
Wiseの登録は簡単にできますが、
オンラインでの本人確認に、上記の書類が必要なので事前に用意しておきましょう。
海外在住でマイナンバーを持っていない方は、
本人確認のときに「現在、日本に居住していない」という非居住者の宣言をすることで、
マイナンバー関連書類の提出が免除されます。
アカウント登録のおおまかな流れ
所要時間:3分
所要時間:2~3営業日
所要時間:0~2営業日
Wiseのアカウント自体は、3分で作成可能です。
初回の送金時のみ、本人確認が必要になります。
そのため、最初は少額でテスト送金するようにしましょう。
STEP.1 アカウント登録
まずは、Wiseにアクセスし、「会員登録」をクリックします。
メールアドレスを入力し、「続行」をクリックします。
- 個人アカウント
- 法人アカウント
どちらかを選択してください。
今回は、個人アカウントを選択します。
居住国を選択し、「次へ」をクリックしてください。
電話番号を入力後、「認証コードを送信する」をクリックします。
登録した電話番号に6桁のセキュリティコードが記載されたSMSが届きます。
セキュリティコードを入力後、「送信」をクリックしてください。
パスワードを入力後、「次へ」をクリックします。
以上で、Wiseのアカウントは開設完了です。
STEP.2 受取人の銀行口座情報を登録
先ほどの続きで、海外送金先の銀行口座を登録できます。
※Wiseにアクセスし、「Send money」をクリックすることでも同様の画面が表示されます。
- Personal:個人
- Business:ビジネス
どちらか選択してください。
今回は、Personalを選択します。
- Full legal first and middle names:名前・ミドルネーム
- Full legal last name(s):苗字
- Date of birth:生年月日 (日/月/年)
- Phone:電話番号 (日本の国番号は+81)
- Full name in Katakana:名前・ミドルネーム (カタカナ)
- Last name in Katakana:苗字 (カタカナ)
- Country:国
- Postal code:郵便番号
- Prefecture:都道府県
- Town / Ward / City:市・区・町
- Room # / Building / Street address:道路・建物・部屋番号
- Occupation:職業
上記の必要事項を入力後、「Continue」をクリックしてください。
Who are you sending money to? (誰に送金しますか?)
と聞かれるので、
- Myself:自分自身
- Someone else:他人
- Business or charity:企業や慈善団体
から選択します。
今回は、Myselfを選択します。
- Full name of the account holder:口座名義人氏名
- Bank name:銀行名
- Account number:口座番号
といった銀行情報を入力し、「Confirm」をクリックしてください。
以上で、受取人の銀行口座情報の登録は完了です。
STEP.3 本人確認
アカウントの認証 (本人確認)のために、下記のものを用意してください。
- 身分証明書 (マイナンバーカード、パスポート、運転免許証、在留カードなど)
- ペンとメモ用紙
- スマートフォン
- マイナンバーカードもしくはマイナンバー通知カード
用意できたら、「I have these 4 things」をクリックします。
※本人確認は、ボタンをクリックしてから30分以内に完了する必要があります。
スマホのカメラでQRコードをスキャンします。
※QRコードが使えない場合、「QR Code not working?」をクリックしてください。
このように表示された場合、メールアドレスを確認してください。
Wiseからメールが届いているので、「Confirm my email address」をクリックし、メールアドレスを認証してください。
このように表示されれば、メールアドレスの認証は完了です。
「続行」をクリックします。
スマホの画面に戻り、ログイン情報を入力後、「ログイン」をクリックします。
WiseからSMSが届くので、SMSに記載された6桁のセキュリティコードを入力後、「完了」をクリックしてください。
「Get Started」をクリックします。
- Verify using My Number ID card:マイナンバーIDカードで確認する
- I don’t have a My Number ID card:マイナンバーIDカードを持っていない
どちらか選択してください。
マイナンバーカードがなければ、運転免許証やパスポートなど他の書類を本人確認に利用できます。
- Japan driver’s license:運転免許証
- Japanese passport:パスポート
- Residence card:在留カード
本人確認で使う書類を上記から選択し、「Continue」をクリックします。
今回は、運転免許証を使って解説していきます。
用意したメモ用紙に4桁のコードを記載し、本人確認書類の表面と一緒に撮影してください。
- 運転免許証の表面と4桁を記載した紙
- 運転免許証の厚さ
- 運転免許証の裏面
上記を、それぞれ撮影してください。
カメラマークをタップすると、撮影が開始されます。
撮影が完了したら「I’ve taken 3 pictures」をタップしましょう。
このように表示されるので、「OK」をクリックします。
4桁のコードを紙に書いた後、手に持ったまま自撮りを撮影します。
- Notification Card (Tsuchi Ka-do):マイナンバー通知カード
- Individual Number Card:マイナンバーカード
- Residence Record (Juminhyo) with Individual Number:マイナンバーが記載された住民票 (6ヶ月以内に取得したもの)
- I no longer reside in Japan:私はもう日本に住んでいません
上記からマイナンバーを確認するための書類を選んでください。
今回は、マイナンバーカードを選択しました。
下にスクロールします。
マイナンバーカードの表面と裏面を撮影し、「Continue」をクリックします。
このように表示されると、本人確認書類の提出は完了です。
パソコン画面に戻って、テスト送金を完了させましょう。
STEP.4 テスト送金
送金理由を選択し、「Submit」をクリックしてください。
- Remittance to family and friends:家族や友人へ送金
- Education expenses:教育費
- Travel expenses:旅費
- Medical expenses:医療費
- Rent or other property expenses:家賃やその他財産に関する支払い
- Tax:税金
- General monthly living expenses:毎月の生活費
- Payment for a product:商品代金
- Payment for services or memberships:サービスや会員費
- Loan repayment:ローンの返済
- Transfer of own savings:自分の貯金の譲渡
- Property purchase/investment/renovation:不動産の購入・投資・リノベーション
- Investment into businesses:事業への投資
- Charitable donations:慈善寄付
詳細を確認し、規約への同意にチェックを入れて、「Confirm and continue」をクリックしてください。
- Manually transfer the money from your bank:銀行振込
- Debit card:デビットカード
- Credit card:クレジットカード
- Your balance:マルチカレンシーアカウントから支払い
支払方法 (入金方法)を選択します。
手数料の安い銀行振込がおすすめです。
Are you sending from your own account?:自分の口座から送金しますか?
と聞かれるので、
Yes, I’m the account holder:はい、私は口座名義人です
にチェックし、「Continue」をクリックします。
How will you make your bank transfer?:銀行振込はどのように行いますか?
と聞かれるので、
- Online banking:オンラインバンキング
- Telephone banking:テレホンバンキング
- Bank branch:銀行支店
の中から選択し、「Continue to our bank details」をクリックしてください。
今回は、オンラインバンキングを選択します。
Wiseの銀行口座情報が表示されます。
- Amount to sendに記載された送金額(今回なら3万円)を、オンラインバンキングで指定された口座に振込み
- 振込が完了したら、I’ve made my bank transfer (振込が完了しました)をクリック
振込手続きをするときに、Use this referenceに記載された英数字(membership number)を、依頼人名に記載するようにしてください。
※依頼人名に指定された英数字(会員番号)を記載することで、スムーズに支払いを確認できるようになります。
I’ll transfer my money later:後で振り込みます。
Cancel this transfer:振込をキャンセルする
あとは、指定した口座にお金が振り込まれるのを待つだけです。
このように、送金の進捗状況や、着金の目安が確認できるようになっています。
このように表示されると、入金完了です。
初回送金時は、本人確認があるので多少時間がかかりますが、2回目以降は早く送金できるようになります。
筆者の経験では、日本の銀行の営業時間に手続きすると、だいたい数十分後にはタイの銀行に入金されています。
※銀行口座への入金には、最大で2営業日かかる場合があります。
Wiseの使い方・海外送金に関する質問については、下記の記事でも解説しているので参考にしてみてください。
Wise(旧TransferWise)の使い方|実際に日本からタイに100万円を海外送金【送金方法から受け取りまで徹底解説】
Wiseの登録に関してよくある質問
Wiseの登録に関してよくある質問に回答していきます。
マイナンバーなしでも利用できる?
利用可能です。
海外在住でマイナンバーを持っていない方は、
本人確認のときに「現在、日本に居住していない」という非居住者の宣言をすることで、
マイナンバー関連書類の提出が免除されます。
法人でも登録できる?
はい、法人アカウントを作成可能です。
本人確認できない!失敗するときの対処法
本人確認に失敗する主な原因を確認してみてください。
Wiseで本人確認に失敗する主な原因は下記のとおり
- Wiseに登録した住所と身分証明書の住所が異なる
- 撮影した画像が鮮明でない、光に反射している
- 4桁の認証コードが一緒に写っていない
- パスポートの所持人記入欄に住所が記載されていない
Wiseの本人確認には、2~3営業日かかります。
上記の項目を確認してみても、本人確認ができない場合、サポートに問い合わせてみてください。
Wiseのサポート・お問い合わせ方法は何がある?
サポートは、下記の方法に対応しています。
- 電話
- メール
- チャット
まずは、ヘルプセンターからトラブルの内容に沿った記事を確認し、
記事を読んでも問題が解決しない場合、サポートに問い合わせてみましょう。
登録した住所変更はできる?
本人確認が完了する前は、Wiseアカウントから住所変更ができます。
アカウント内の住所の項目がグレーアウトしている場合、ユーザー自身で変更できません。
変更したい場合、サポートに問い合わせる必要があります。
WiseはATMでの現金引き出しに対応している?
Wiseデビットカードを作成すると海外ATMで現地通貨を引き出せます。
日本でもWiseのデビットカード(Mastercard)が発行できるようになりました。
Wiseのデビットカードを使うと、
低い両替手数料・無料の取引手数料で、Wiseのマルチカレンシー口座から決済され、
世界中のATMで現地通貨を引き出すことができます。
Wiseのマルチカレンシー口座とは、50以上の通貨を保有できる口座のこと。
登録料、維持費は無料で、資金の保有、受け取り、送金、決済が可能です。
iPhoneのアプリから登録すると、都道府県がエラーで選択できない、生年月日の入力で先に進めない
ブラウザから登録するようにしましょう。
iPhoneのアプリを使っても、エラーで登録できない場合は、
Google ChromeやSafari、Firefoxなどのブラウザから登録するようにしてください。
iPhoneのブラウザから登録してもうまくいかない場合、パソコンのブラウザを使用することをおすすめします。
海外送金の限度額は?
1回あたり100万円まで送金可能です。送金回数に上限はありません。
まとめ
Wiseは、手数料が安く、数十分~2営業日と早く海外送金ができる便利なサービスです。
そのため、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンで英語留学したい方、ワーホリをしたい方
他にも海外駐在、海外移住、長期で海外旅行したい方には必須のサービスだといえます。
Wiseのアカウントは3分で簡単に開設できるので、まずはサクッと登録しておくといいですよ。
Wise(旧TransferWise)の使い方|実際に日本からタイに100万円を海外送金【送金方法から受け取りまで徹底解説】